Cheer Up Grandmothers

明後日東京に帰るので末広に住むばあちゃんと厚真に住むばあちゃんに一人で会いに行く。末広に着くとお坊さんがやってくる。そうか、今日はじいちゃんの月命日。お坊さんがお経をとなえる。ばあちゃんもそれに続く。え!?ばあちゃんお経まだ覚えてるの!?俺が東京行ったのさえ忘れてるのに・・・。名前もたまに間違えるのに・・・。
 次は厚真。ここでは将来を考えさせられる。実家は小さな中華料理屋をやっている。それも二十数年間。小さいころは料理をする父に憧れ、大人になったら父のように料理人になるもんだと思ってた。でも、物心がつくとそれが引かれたレールのような気がして、自然と口にしなくなる。大学でも料理とは全然関係ない商学を勉強している。
 叔父さんが語る。それも俺が今まで聞いたことがないことを。開店資金が今の約1億円にあたる事。最初の1,2年は経営がうまくいかなかったこと。お父さんが日本で三本の指に入る饅頭師の下で修行していたことがあることなど。外を見ると日が暮れていた。
 ここではリアルな将来を少し考えたな。この日の叔父さんが話してくれたことで心に残ったことがある。「人の三倍努力しろ。そうすれば人は自然と認めてくれる」