チャーリーとチョコレート工場

　今日ティム・バートンが監督すると聞いて以来、公開されるのを楽しみにしていたチャーリーとチョコレート工場を見に行った。最初の予定ではヴァージンシネマズ六本木ヒルズに見に行く予定だった。なぜならヴァージンシネマズ六本木ヒルズ、池袋シネマロサ、TOHOシネマズ高槻（9/17〜）、スガイシネマプレックス札幌劇場の4劇場ではアロマ演出があるからだ。上映中にチョコレートの香りが漂う。（思い出してみると、去年行った10周年記念のナイトメアー・ビフォア・クリスマスのギミックはひどかった・・・。）でも、寝坊。ネットで調べると六本木は満席に近く、しょうがなく新宿にする。
　キャストはウィーリー・ウォンカにジョニー・デップ（シザー・ハンズ、ネバーランド）チャーリーにフレディ・ハイモア（トゥー・ブラザーズ）フレディ・ハイモアはネバーランドで共演したデップに推薦され、チャーリー役に決まった。ウンパ・ルンパにはディープ・ロイ。この人はビッグ・フィッシュにピエロの役で出演していた。他にはバートンの奥さんヘレナ・ボナム・カーター。
　あらすじ：夕食は毎日キャベツスープの貧乏なチャーリー。チャーリーの住む町には世界一巨大で、オカシなウィーリー・ウォンカの工場が建っている。ある日、ウォンカは5人の子供を工場に招待することを発表。工場見学への切符はチョコレートに入った世界でたった5枚のゴールデンチケット。貧乏なチャーリーは誕生日に1つのチョコレートしか買ってもらえない。でも結局、チャーリーは5人目でゴールデンチケットを発見しワクワクドキドキのチョコレート工場見学へ！
　見た感想はこの映画を見ないで2005年の映画は語れないってな具合に最高！！バートン節が至る所から滲み出している。ブラックユーモア、工場内でのお菓子の色彩、歯列矯正器具やInvestingRoomでの研究道具の数々に思わずにんまり。ジョニー・デップはあいかわらずおちゃめな異端児だし、フレディ・ハイモアが作る表情にはぐぐっと引き込まれる。でもこの映画は彼らの映画じゃねえ。ウンパ・ルンパの映画だよ！　歌うウンパ・ルンパ。踊るウンパ・ルンパ。素敵過ぎっ！みんなチャキチャキ踊ってんのに1人だけふにゃふにゃ踊ってるやつがいたり（笑）シンクロナイズドスイミングやビートルズをやったり！一列になって走る姿がめちゃキュート！ほんとやつらが出てくるたびにニヤニヤしてた！原作も夢のチョコレート工場も見たけど、こんなにいかしてるウンパ・ルンパを見るのは初めて！ストーリーは夢のチョコレートより原作に忠実。でも、ウォンカの少年時代や、ウォンカのお父さんも出てくる。盛り沢山！！
　夢のチョコレート工場も気になる人は最初に見ておいたほうがいいよかもよ！チャーリーとチョコレート工場を見た後に見るとたいしたことないじゃんと思うかも・・・。夢のチョコレート工場も十分面白いのに。